ゲランドの塩

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ホクショウマサルはなぜ強い

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ばんえい競馬

ホクショウマサル号(牡9)30連勝wwwwwww

 

もはや草

(写真はホクショウマサルではありません)

 

 

新年早々明るいニュース!!! 

 

 

中央・地方合わせて最高記録らしいですね

ばんえい競馬は地方競馬ですがばん馬なんで中央と合わせるのは????って感じもなきにしもあらず、それにしても凄すぎる!!!

 

という訳で今日はイレギュラーですが、ホクショウマサル号の強さの秘訣について本気出して考えてみました

 

 

 

 

 

 

ばんえい競馬…北海道帯広競馬場で行われる世界で唯一のレース。約1トンの馬が重たーい鉄のそりを引いて2カ所の障害が設置された直線200メートルのコースを走る

 

 

 

 

 

 

29連勝のドージマファイター号について

 

まず、これまで中央・地方合わせて最高連勝記録を持っていたドージマファイター号(牡)について振り返ってみましょう

 

生涯成績は中央5戦0勝、地方29戦29勝

 

中央で5戦出走した後骨折、未勝利戦に出れなくなってしまって、地方に転厩したそうです。活躍した1995年ごろの世相を反映して「リストラの星」とか呼ばれたとか呼ばれないとか。(出典は基本的にウィキペディア

 

 

地方だとしても平地で29戦29勝はえぐいな…!

 

 

血統は父ペンセルプッシャー

母ドウジマゴールド、母父ドウジマコトブキ

 

残念ながらちょっとわかんない。笑

 

 

主に足利競馬場宇都宮競馬場で活躍して、故障の末に引退、乗馬になりましたが競技中の事故でなくなったようです

 

 

 

ダートは圧倒的?

地方競馬場は例外もありますが基本的にはダート(砂)競争になります。

ドージマファイターも中央では芝で走っていたので、ダート変わりしてから圧倒的な強さを見せたことになりますね。

 

では、ダートは実力が開きやすいものなのでしょうか。そちらも見てみました

 

 

国内の記録に限って連勝記録を見てみると、発見できたのは

トウケイニセイ岩手競馬)が18連勝

ベルモントアクター(船橋→門別)が17連勝

スルガスペイン(宇都宮→上山→大井)が14連勝

ライデンリーダー笠松)が11連勝(うち京都芝で1勝)

 

 

ちなみに障害含む芝ではオジュウチョウサンが11連勝をしていますが、連勝記録がダートで生まれやすいのは確かと言っていいよう。 

 

条件が変わらない?

さて、ばんえい競馬に話を戻してみますと帯広競馬場のコースはダート(障害あり)200のみ

ドージマファイター号も連勝中は宇都宮・足利の1400~1900のみで出走しており(netkeiba見たけど省かれてるところもあってデータが正確じゃないかも…泣)

環境が大きく変わらないっていうのは重要なファクターのように見えます。

 

 

余談ですけど帯広の200のコース、出走からゴールまで並走できる距離に見えますよね。

 

自分もカメラ片手にスタートから発走したことあるんですけど、ゆっくりに見えて意外とスピード感ある。障害のところで一息つけるかと思いきやそうでもない。しかも何往復もするからバテバテになるし…。

 

 

 

要するに馬はすごい。

 

 

 

 

 

 

勝てるレースを選んでいる?

さらに成績をつぶさに見ていきますと、実はホクショウマサルドージマファイターともに「レースを選んでいる」ように見えます。

 

連勝記録をG1競走に絞ってみてみると、日本ではシンザンテイエムオペラオーロードカナロアの3連勝が最多のようです。

 

そう、ホクショウマサルドージマファイターも、なにも重賞競走ばかり選んで出ているわけじゃないんです。B-1級競争や、C-1なんてのも出走しています。

 

ドージマファイターの戦績は前述したとおりですが、ホクショウマサルの戦績は98戦(これもまじかよって思う)40勝!!!!!!??????ほんとかよ????笑

 

 

しかし、うち重賞はわずか2勝なのです。

 

 

 

どんな馬でも最初は未勝利で、徐々に戦績を積み上げるわけですから「なんだ実はしょぼいじゃん」なんてことにはなりません。戦績を上げたいばかりに無理な使い方をするのは馬にとっていいこととは思えませんし、30戦するだけでも大変な苦労なのです。

 

無事これ名馬といいますように、G1勝たなくてもG2、G3、オープンで走ってずっといい成績を残してくれる馬だっているのです。

 

ただ、連勝記録を伸ばすためとも限りませんが、陣営が勝てるレースを選んでいるのでは…というのは驚異的に思える記録の一要素となったことに間違いないのではないのでしょうか。

 

 

ホクショウマサルはレースを楽しんでいる?

 

さらにさらに、ホクショウマサルドージマファイターの決定的な共通点を見つけてしまった!!!

 

 

 

 

ホクショウマサルは、デビューからしばらく勝てない時期が続きました。

さらに馬の重大疾患であるノド鳴り(のどがヒューヒュー言っちゃうらしい)を発症してしまい、2年5か月の休養を余儀なくされたのです。

そして復活後、30連勝

 

 

 

 

そう、彼らは長期休養を経験している!

 

 

 

 

 

種は違いますが、自分に置き換えて考えてみました…

 

学生時代に運動系の部活をやってたんですが、現役時代って辛くて苦しいじゃないですか。そんなに強い学校ではなかったけど、毎日放課後2~3時間、土日も練習って単純に考えてきつくない?きつい!もうできない!全然うまくなんなかったし!(ただ根性がないだけ)笑

 

ただ、いちおう満期まで所属させてもらって、卒業の時に「引退試合」っていうのがあったんですよね。

 

 

そこで思ったの…

 

 

なんか上手くなってる

 

そして

 

うわー競技楽しいな!

 

 

と。

 

 

運動部所属経験のある方は、もしかしたらご賛同をいただけるかもしれません…笑 

 

 

個人の感想よ?個人の感想だけど。

 

 

 

もしかしたら一度長期休養を挟むと、「レース楽しいな」って思うのかも。

中央でも長期休養明けで勝つ馬いますしね。たたかないと実力出せない子もいるけど。

 

 

そして連勝する馬はその初々しい気持ちをずっと持ち続けているのかも。

 

 

 

だって、ホクショウマサルってゲートこそぶっちぎらないけど(29勝目は出遅れ、30勝目も差したかんじ?)2つ目の障害越えた後は足取りが軽いし、他の馬に負けないぞ!っていう気持ちが強く出てる気がする。

 

よく「馬ってレースしてるのわかってるのかなぁ?」って話題になりますけど、ホクショウマサルからは「勝ちたい!」という気迫すら感じるよ。

 

 

 

まぁ馬の気持ちなんてわかんねェですけど(ここまでの2600文字台無し)

 

 

 

怪我無く新記録を

 

主戦の阿部武臣騎手が言っていたように、生き物ですから、「いつか負ける日はくる」のかもしれません。

 

それでも、怪我無く走ってくれれば、なんなら息子や娘をたくさん生み出してくれればもはや言うことはありません。というか単勝元返しの馬券で儲けられる気がせん!

 

 

みんな馬券ではなく、ロマンを買っているのでしょうねぇ。

 

 

ファンの夢を乗せて、

 

これからもがんばれ、ホクショウマサル

 

 

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